水の抵抗は3種類
- 2021/12/12
- 流体力学的視点
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水の抵抗は3種類です。
- 造波抵抗
- 形状抵抗
- 摩擦抵抗
それぞれ説明していきます。
■造波抵抗
造波抵抗は、泳ぐときにできる波による抵抗です。
水しぶきが上がっていない選手が、そうでない選手に比べて速そうに見えるのは、造波抵抗が少ないからと言えます。
泳ぎのなかで波(もしくは水しぶき)ができている場合、
- なぜ波ができているのか
- その波を少なくできるのか
- 波を少なくすることで推進力はどう変わるか
といった点が考えるポイントになります。
■形状抵抗
形状抵抗とは、形によって変わります。身近な例だと、水着の説明にも書かれています。
以下mizunoのwebサイトより引用(https://www.mizuno.jp/swim/basic/swim_suit/)
–
ホールド機能 布帛素材による適度な締め付けで、形状抵抗を削減します。
–
姿勢の作り方でも形が変わります。自分の姿勢が流線形のとき抵抗が少なくなります。姿勢の改善には、水中動画等を活用することがオススメです。
■摩擦抵抗
摩擦抵抗は、水と体がこすれることによって起こります。より詳しくいうと、体の表面積の分だけ水と体はこすれているので、その分発生します。ジュニアと成年の選手を比べると、成年の選手は体が大きい(表面積が大きい)分、摩擦抵抗も大きくなります。
以上3種類の水の抵抗の説明でした。
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